スティックPCが壊れました。
本日は2018年6月なので、約2年6ケ月使用しました(30ケ月)
2015年の購入の投稿→/594
値段は16,524円で購入でした。
30ケ月の間、別サーバーのTV録画の再生用に24時間つけっぱなしで稼働してきました。
16524円÷30ケ月=1カ月当たり550円ほどの費用でこの環境を使えていたということになります。
高いのか安いのかは微妙なところですね。
でもあの小さいサイズでよく機能してくれたなとも思います。
壊れたきっかけは停電が起きた時でした。バッテリーは内蔵していないので、いきなり電源が切れます。
パソコン内部でなんらかの処理中でも停電時はいきなり切れるのでパソコンには良くありません。絶対壊れるというわけではありませんが一番リスキーな状況です。
この30ケ月の間で停電は3回か4回位ありましたが今回はダメみたいでしたね。もう電源が入りません。基盤が細かすぎて直せる自信がないことと、そろそろ新しいものが欲しくなりましたので、こちらのベアボーンPCをチョイス。
ベアボーンとは必要最低限の装置のみのことで、OS、メモリ、ストレージ、キーボード、マウス、ディスプレイは自分で揃える必要があるというのが一般的なベアボーンPCです。
でも今回選んだベアボーンPCには、メモリとストレージが入っていました。
GPU:Intel HD 4200;OS:Windows、Linux、Androidサポート
メモリ:DDR3L 1333/1600;ストレージ:SATA/mSATA
ディスプレイ出力:HDMI×1、VGA×1;USB:USB 3.0×2;USB 2.0×4;Realtek Gigabit ポート×1;無線LAN:802.11abg
私が求める性能としては動画再生がメインで、たまにワードとエクセルを使えたらいいかなという程度なのでメモリ4GB、ストレージ64GBで十分という判断です。
64GBの保存領域は少ないようにも思いますが、今まで32GBでやってきたことから問題ないと思います。
中国から発送されるので時間が掛かりました。今回は注文から10日ほどでしたが通関とかでさらに時間がかかる場合もあるようです。
でも無事に届いてよかった。
宅配屋さんから受け取った段階で、すでに中のものが動く音がする・・・
うむ、さすが海外です。緩衝材ゼロです。エコです・・・
唯一の緩衝材がこの本体上にふわっとのせてる白いベールのようなものです・・・おしゃれですね・・・
いらない新聞紙でも間に挟めばまだマシなのに、これでは本体動きまくりです。
付属品も裸状態で自由に動きます。
ACアダプタの付け根の損傷が不安でしたが見た感じは問題なし。
商品の内容は本体、ケーブルの他にテレビの後部に着けるマウントも付属していました。
こんな風につけて
スタイリッシュで良いです。
今回購入したものの他にも様々なものが売ってますね。
CPUはCore i5のほうが処理能力は上ですが、つけっぱなしのPCとしては省電力で低発熱なので、Celeronでも良かったかもです。
今回のものや上記のベアボーンPCはフタを開けなくても機能しますが、通常のベアボーンPCはストレージとメモリを装着する必要があり、その際に本体のネジを外すことになります。
これは分解という作業となり、ベアボーンPCメーカーの保証が終わってしまうという罠の可能性もあるので覚悟しましょう。
ただアマゾンの返品返金システムが強力なので、そのような状況になってみないとよく分からないところがあります。
分解しようとして本体蓋を見てみるとネジの所に開封確認のシールがあります。
左下と右上のネジの部分にシールが貼ってあり、はがすと保証が無効ですという意味のようです。
とりあえず分解は後回しにして、
HDMIケーブルでディスプレイとつなぎ、電源を入れてみます。
よそ見してたら、いきなりデスクトップ画面出てましたw
LANケーブルとマウスを接続して、ブラウザを起動させるとインターネットも見れます。
初期設定は??ユーザー名とかプライバシー設定とかは??
OSはwindows10proが入っていて承認もされているようですが、これは・・・怪しいですね。
まず第一に、OSは付属していないはずです。
そしてユーザー名も勝手に「01」と決められていました。
もう親切過ぎて怖いてすw
後ほど初期化して、取り寄せていたwindows10proのプロダクトキーに変更したいと思います。
でもしっかり動いているところを見ると、あの梱包で問題なかったようですが・・・せめて新聞紙で包んでほしかったな。
2個のドライブを1つにまとめる
このPCのストレージは全体で64GBのSSDです。windows用にCドライブ40GBと残りをDドライブに割り当てられていましたが、Windowsに40GBは少ないので、Dドライブを無くしてCを拡張しました。
まずは「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」です。
「Dドライブ」で右クリックし「ボリュームの削除」をクリック。
もう一回「Dドライブ」があった場所で右クリックし「パーティーションの削除」をクリック。
「Cドライブ」で右クリックし「ボリュームの拡張」をクリック。
「次へ」と進むだけで2個あったドライブが合体してCドライブのみとなり、Windowsのスペースに余裕が生まれたと思います。
windows初期化
続いてwindowsの初期化をします。
「スタートボタン」→「設定」
「更新とセキュリティ」→「回復」→「開始する」
「初期状態に戻す」
これでしばらく待ちまして、自動的に再起動後にこんな画面です。
パソコンを新たに買うとこんな画面が一般的ですよね。
そして「コントロールパネル」→「システム」から下の方の「プロダクトキーの変更」を行えば完了です。
あとはwindowsの更新が沢山溜まっていると思うので実行しておきましょう。
数時間かかりました。
処理中のCPUの温度を監視してみると最大で48℃ですね。
ファンレスなので、今の所50℃以下であれば満足です。
前回のスティックPCのCPUはatomというもので、ギリギリパソコンに使えるスマホレベルのものでした。TSファイルの動画再生は1画面が限界の処理能力で、Officeはインストールして動作は確認しましたが、処理速度はワンテンポ遅かったですね。
でも今回はCore i5-4210Yです。年式は古いCPUですが、今どきの国産ノートパソコンであれば8万円~10万円近くの処理スピードがあります。
たまにネット閲覧やワードとエクセルを使うのには十分過ぎでした。
保証無くなってもいいので蓋開けてHDD増設
やはり気になるのでシールをはがして蓋を開けました。
マザーボードを見てみると拡張できるところは
・SATAケーブルでストレージの追加ができます。
・あとはCPUファンも付けられるようですね。
そして本体の蓋を見てみると穴が空いていて、ここは2.5インチのハードディスクが付くんじゃないかと思ったらネジの位置がピッタリでした。
せっかくなので使っていない余っていた1TBのハードディスクを増設したくなりました。
ディスプレイマウントに利用するひっかけ用のネジが内部側まで貫通しているので、そのままハードディスクをペタッと付けるとネジにぶつかります。
ですのでワッシャーをかませます。
よくPC組み立てや分解をしているとこんなネジとかが無駄に溜まってきますが、やっと役に立ちました。
ハードディスクを固定するネジは一般の長さでは1mmか2mmくらい足りないので適当なのを探しました。
左がOK、右は長さが足りません。
こんな風になりました。
そしてSATAケーブルは蓋の高さの関係上L字のコネクタを利用しました。
問題は電源です。
この下の画像のSATAの差し込みの下の白い部分から5Vの電源が取れるのですが、コネクターの形が合いません。
これは自作するか下のようなものを購入する必要があります。
私の場合はこんなのが余っていたので、自作で済むようです。
こうなって
こうなって
こうです。
黄色は使わないので周りと接触しないように被覆しましょう。
ちなみに赤が5V、黄色は12Vです。
黒はマイナスなので解りやすいですね。
こんな感じになって蓋を閉めて電源をONです。
やたー
認識してます!
ドキュメントをDドライブに変更する
ほぼ完成ですが、Cドライブの領域を少しでも保ちたいので、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ダウンロードあたりのフォルダの場所設定をDドライブにしてしまいます。
左の方の「PC」の中の「ドキュメント」を右クリックし「プロパティ」をクリック。
「場所」タブ内の「C:\Users~」というところを「D:Users\~」という風にDに変更します。
確認画面が2回ほど出ますが「はい」→「はい」と進むことになると思います。
これと同じ操作をデスクトップ、ピクチャ、ビデオ、ダウンロードで行うとCドライブの使用エリアが少なくなり、Dドライブにフォルダが作られます。
これは消してはいけませんので注意しましょう。
この作業をすることでCドライブの圧迫を多少防ぐことができて、windowsがCドライブを使って快適に動いてくれると思います。
windowsとofficeが入っている状態の最終的なCドライブの空き容量は38.3GBくらいでした。
ファンレスにファンを取り付けます
負担のテストで無線ネットワーク経由のTSファイルを再生してみましたが4画面は開くけれど、CPU負担が凄いみたいです。メモリーは4GBですが先にCPUが限界のようですね。
そしてCPUの温度は56℃になっています。
Wordを使いながらTV再生したりいろいろやっても60℃にはならない程度ですね。
通常の再生は1画面しか使わないので大丈夫かな。
一般的にはCPUの温度は80℃くらいまでは問題ないようですが、個人的に60℃に迫るような環境にはなってほしくないなというところです。
でも高負担でもこの程度であれば、設計上はファンレスでいいPCということなのでしょう。
本体はアルミなので放熱性はいいです。
ただ今現在の外気温は20度くらいでの場合なので、これから夏に向けて室内の温度上昇時の不安もあります。
不在時には室内温度40℃超えるんじゃないかと・・・
うむ、ファンを取り付けることにしましたw
せっかくファンの電源があるし、利用しましょう。
内部にファンをつけるには狭すぎるし、ホコリがパーツにこびりつくのを避ける為と静音性を重視して低回転の12cmを選びました。
これを使って本体全体を冷やすことになります。
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本体の蓋に穴を空けました。
アルミなので簡単に空きます。
本体への固定が悩ましいところですが、適当なアングルをファンに付けて本体にかけておけばいいかなと思い、こんな感じでテレビ裏に付けました。
がしかし、落ちてきそうなので本体には樹脂を接着剤としたグルーガンで接着しちゃいました。
本体がアルミなので、剥がすときはきれいに剥がれます。
ファンにほこりが溜まったら掃除機で吸うこととして、ファン内側の掃除したいときはグルーガンの接着部分を剥がしてから掃除して、また樹脂をつければいいですね。
ファン装着後は最高ですね。
外気温20℃くらいでCPU温度はアイドリング状態で35℃くらい高負担時でも45℃程度です。
これなら夏場も乗り越えられそうな気がします。
処理速度も問題無く、無駄にグレードがアップしてしまいましたが、いい買い物をしたと思うので大事に使っていきたいです。
価格的にはスティックPCの倍以上の金額となるので、最低でも5年以上は使っていきたいところです。
経験上では10年以上はもちそうな気がします。という期待ですが・・・