前回の包丁が折れてしまったものの続きです。

とりあえず錆防止と溶接のデコボコをならすためにエポキシ系の錆止めサーフェィサーをスプレーしました。
平にするためにもっと厚塗りしようかとも考えましたが、作業途上で厚くする意味が無い事に後程気づきました。
20161213-DSC_0396

そして問題の包丁の柄です

最初に付いていた柄の材質は“マイカルタ”といって合板です。
合板ですが特殊な製法で作られていて、耐水性に優れていてナイフ類に多く使われているようです。

同じようにマイカルタ材を購入しようとしましたが、柄のサイズくらいで無加工で2,000円~3,000円くらいと高価だったので断念しました。

ホームセンターで木材を探すとヒノキ材くらいしか耐水性の高いものがなかったのでヒノキにしました。

ヒノキ900×27×27で600円位のものです。これをカットしてさらに半分にして使います。
こんな感じになる予定です。
20161217-DSC_0398
ネジ穴も空けときます。
20161217-DSC_0403

そして2液混合のエポキシ接着剤でくっつけました。
20161217-DSC_0404
片面から
20161217-DSC_0405
もう片面はこの器具を使って固定
接着剤でヌルッとずれるので穴の位置がずれない様に意しながらくっつけました。
20161218-DSC_0407

20161218-DSC_0411
結局このエポキシ接着剤が木材と包丁の隙間を埋めるので、錆止めのサーフェイサーは薄くで十分なのですね。

24時間以上置いてから、削ります。

柄を削り出していきます

カッターでは力が入りにくいのでナイフが好ましいです。
20161219-DSC_0421
私は渓流釣りが好きなので、現場で捌く時のナイフがありました。
ベンチメイド制の154CMというステンレスです。やはりシースナイフは安全です。

ナイフの形状が良かったのと、木材が柔らかったのでグングン削れていきました。
20161219-DSC_0423

20161219-DSC_0424

20161219-DSC_0427

20161219-DSC_0431

20161219-DSC_0433

20161219-DSC_0439

20161220-DSC_0446

20161220-DSC_0453

あとは固定用のねじですが、結果論では包丁用のリベットが好ましいですね。
私はこのラブレスのナイフ用ボルトにしましたが、包丁の柄の厚みの関係からあまり良くないでした。

でもネット探してもなかなか丁度いいのがないので、包丁屋さんなどを巡る必要があるのかもしれません。
どうもネットショッピングに依存しきってしまうと、足で探すという行為が減ってしまい良くないですね。

ネジの頭が収まるように穴を掘ります
20161220-DSC_0454

通すとこんな感じに長いので切る必要があります。
20161220-DSC_0459

木材と鋼材の隙間を見てみると接着剤がしっかり埋めてくれているのが分ります。
20161222-DSC_0473

20161222-DSC_0471
ナイフではこのくらいにして、あとはヤスリがけします。

手作業でやると大変だったので、グラインダーでやったら一気に削れることに気が付いて、それなら最初からあんなにナイフで頑張らなくても良かったかなということも解りました。次回は最初からグラインダーを使ってもっと楽をしよう・・・

20161222-DSC_0474

20161222-DSC_0476

20161222-DSC_0480

20161222-DSC_0481

20161222-DSC_0482

木材が柔らかいためにナット部分の入り方が雑です
20161222-DSC_0484

そして柄のニス塗りです

ニスは安全性から“セラックニス”を選びました。
サンデーペイント セラックニス 300mL

セラックニスは“セラック虫”の成分から作られるもので、菓子のコーティングにも使われたりするくらいの安全性のようです。ただ今回使う商品が食べれるとは思いませんが、数ある塗料の中での安全レベルは高いのだと思います。

何回も重ね塗りをしてみます。
20161222-DSC_0486

20161222-DSC_0495

20161222-DSC_0496

20161222-DSC_0510
焦りは禁物で、薄く塗ってしっかり乾いてからまた塗るという作業を繰り返すのですが、私の場合は結構な厚塗りをしてしまった上に乾かないうちに重ね塗りをしてしまっているので、ゴテゴテな感じになっております。でも気にしません。
20161222-DSC_0515
内部に水分が入るくらいならゴテゴテニ塗ってやろうという気持ちでいっぱいです。

20161223-DSC_0517

20161223-DSC_0582

そして耐水サンドペーパーの320~800番とかでならしてまた塗って、というのを繰り返して結局こんな感じになりました。
20170507-DSC_3025

20170903-DSC_3947
あまりにも厚すぎかなと思い最後に結構な量を削り落としました。最後に1500~2000番の耐水サンドペーパーで仕上げして終了です。
20170903-DSC_3949

20170903-DSC_3950
最終仕上げ付近です
20170921-DSC_4226

20170921-DSC_4227

20170921-DSC_4229

かかった日数は柄の木材を接着したのが28年12月13日、完成が29年9月21日なので9カ月と少しです。

しかしながらもともとニス系全般がそうなのかもしれませんが、セラックニスというのは乾きが極端に遅いです。いまだに柔らかい感じがします。
でも包丁は料理に使う為に、安全性は重視したいですね。

原価は木材(70円)、接着剤(100円分)位かなと思います。手間賃は5万円くらいはかかってそうです(笑)

食洗器は厳禁にして、これにて妥協点としてしまいました。

もう一度怪力で折れたなら、溶接での仕上げ段階で完璧に平にして、接着剤は使わずに包丁専用のリベットで固定する方法で作ってみたいところです。